アレルギーが怖い

アレルギーになる大きな経路

1.日常の生活からくるアレルギー

金属アレルギー

 真っ先に思い浮かぶアレルギーです。気づきやすいものがピアスやネックレスなどからくるものです。日常着けていても違和感がなく突然発症します。また、発症部分がただれたり、かゆみが出て分かりやすいアレルギーでもあります。
 発汗の多い夏に発生しやすく、常時接触しているものが発生源になりやすく、メガネのフレームなども注意が必要です。
 金属アレルギーは「遅延型アレルギー」とも呼ばれていて、身に着けているときに発症せず、外した後に発症する場合も、あります。

2.歯科材料からくるもの

金属

 常時接触している金属として、歯のインレー・アンレー(詰め物)や冠(クラウン)などがあります。また、古い歯科治療であれば、アマルガム(無機水銀40~50%の水銀と銀35%その他に錫・銅・亜鉛などを混ぜたもの)があります。
 常時唾液の液中にあるので、錆びと金属イオンの発生源になっています。1.の皮膚に接触している金属アレルギーより特定しづらいため発見が遅れがちです。

セラミック

 意外に知られていないが、セラミック系もたくさんのアレルギーが報告されております。アルミニウム系セラミックが特に危険です!

アレルギーを考えて歯を選ぶ

 歯医者さんで、「美容的な面で優れているから」と、歯の素材が勧められることがちですが、「アレルギー」を考えて歯を選ぶことが大切です。
 アレルギーは治らない病気と思われていますが、本人の努力で治すことが可能です。

歯は外せません

 アクセサリーは外すことができます。また、汗をかくなどイオン化する場合が限られています。口腔は、常時唾液などで満たされており金属がイオン化し溶け出ています。
 (だたし、唾液をアルカリ性にすればかなり防げます。)
 現在は、問題なくても未来は分かりません。いつ、アレルギーのコップ(アレルギーの発生)がいっぱいになり発病するか分かりません。

豆知識
 アルミ箔を噛むと変な味がしませんか。変な味がする人は金属クラウンかインレーがありませんか?
実は、それが金属イオンが発生している証拠になります。電荷の違う金属(アルミ箔)が金属クラウン・インレーと反応を起こし、ガルバニー電流が流れ歯髄(歯の神経)が反応しているからです。

3歳までの腸内細菌の乱れとアレルギー

 人間の健康はお母さんの、その子に合った腸内細菌を伝授して健康を維持できるようになっております。ところが、間違った乳幼児期の食生活や薬剤・化学薬品・石油製品等でせっかくお母さんから伝授した良い腸内細菌が死んでしまうのです。すると、悪玉腸内細菌で腸内が炎症を起こし、腸内で栄養の選択吸収と言って、身体に必要なもの不必要なものを選んで吸収できなくなってしまいます。その結果、身体に害のあるものを腸内から吸収してしまうのでアレルギーが生じてしまいます。典型的な例がアトピー性皮膚炎です。身体に不必要なものを腸から吸収してしまうので、それを皮膚から排泄するのがアトピーなのでした!

アレルギーの患者は基本的に3歳までの間違った生活が原因だったのです!

削らない治療が大切な理由

 金属アレルギーにならないためには、先ずはクラウンやインレー・アンレーを使う必要にならないように削らないことです。もし、使う必要になっても削らないことにより、歯の寿命を延ばすことが可能になります。

 インレーやクラウンも使っていれば、いずれ壊れます。家電製品やモノが壊れるのと同じように壊れます。土台の歯をいかに、大切にするかです。削る治療では、自然治癒力を期待できません。神経を抜くことで、虫歯に感染しやすい状況をあえてつくることになります。

歯の神経を抜くことは歯の死を意味するのです!なので絶対に長持ちしません!

  • ・削ることで土台の歯が無くなっていく
  • ・削ることで、土台になる歯のエナメル質に無数のクラック発生させる
  • ・神経を抜くことで土台の歯が弱くなる(歯の死)
  • ・神経を抜く治療中に細菌に歯根部まで汚染される可能性が高い
  • ・神経を抜いているため、治療後も細菌に感染しやすい

歯の被せ物・詰め物の治療をする際に削るメリットは何もありません。

すでに金属クラウン・インレーの方

 口腔内は、常に唾液で満たされています。酸性の唾液は、ガルバニック反応を起こし金属イオンを発生させます。唾液がアルカリ性であれば、ガルバニック反応が発生せず金属イオンの発生を防ぎます。

唾液の働き

  • ・口腔内の洗浄作用
  • ・殺菌作用で歯垢の発生を抑制する
  • ・歯を保護する
  • ・食事などで溶け出した歯を再石灰化する
  • ・歯の表面の酸を希釈する
  • ・重炭酸イオンがpHをアルカリ性にする

口腔をアルカリ性にするには

  • ・食事をすると、口腔内は酸性になる傾向があります。酸性になると歯の成分が溶け出し、金属イオンが溶け出します。できるだけ間食は避け、決まった時間に食事をとりましょう。
  • ・安静時に20mlの唾液も、睡眠時には2ml程度になってしまいます。
  • ・シュガーコントロール
     砂糖を含んだものを摂取せず、できるだけおやつは食べない方が良いと思います。どうしてもおやつを食べたい場合には、ぜひ考慮していただきたいことがあります。おやつ「甘いもの」ではありません。フルーツや野菜なども、おやつになります。甘いものがおやつと言う固定概念をなくして、歯と健康に良いものをおやつにしてみたらいかがでしょうか。